Earth8ight
Reading Club
Providing opportunities to read for all
About Earth8ight
Reading Club
リーディングクラブは2017年からアメリカの大手児童絵本出版社と提携しスタートしました。「英語の絵本を家でも読みたいけど何を選べばいいのかがわからない」「そもそも読むことに自信がない」「絵本の意味を親が理解できない」など様々な声を聞き、リーディングスペシャリストの澤茉莉が立ち上げました。最新の絵本情報をご家族に紹介し、幼児から小学生の子どもたちが読むのって楽しい!と思える絵本を紹介していき、
大人も「へぇー!!そうなんだ!」と学びになる内容を紹介します。
英語の絵本をご自宅でも楽しみませんか?
Share to the World
Harvard University
ハーバード教育大学院のニュースでリーディングクラブの取り組みが取り上げられました。
Literacy Today 2023
国際リテラシー協会の教育者向け雑誌にリーディングクラブの取り組みについて出版しています。
国際カンファレンス登壇
ILAやNAEYCのカンファレンス登壇でリーディングクラブについて紹介しています。
Reading Program
①英語の絵本を厳選
米国大手出版社と提携し、家庭では買うことのできない良質な絵本を厳選して毎月1冊お届け!読み聞かせ用の動画も視聴可能!
②親子で絵本を楽しもう
国際的な社会問題をテーマに取り上げられている英語絵本はたくさん!家族で学び、楽しめます!
③保護者が学べるアカデミー
英語の絵本を題材に、子どもだけでなく保護者も学びを深めます。大人の学びこそ子どもの育ちにつながります。
Letter from Mari
Hello everyone! Thanks for visiting this website.
私は幼少期から父の駐在で20年以上海外で暮らしていましたが、
親が日本語でも英語でも絵本を読んでくれたことが今でも財産として私の人生を多く影響しています。子どもの時は「楽しい」と感じていた読書ですが、Reading Specialistになり、学びを続けていく中で読み聞かせ・読書の重要性に驚きました。 ハーバード教育大学院の学生だった頃、教授に「子どもに対して最も大切だと思う取り組みは?」と聞いた時に全員が口を揃えて「本を読むこと!」と言っていたのが印象的でした。「本を読む癖がついていると世界の視野が広がり、新しい世界に飛び込む楽しみがあり、思考が深まっていく」と言っていました。
日常の中に読書があると人生豊かになっていくということに共感しました。子どもたちがlifelong learnerになっていくために、その子どもたちを取り巻く大人全員で協力していきたいです。 本は学習能力が高まる、語彙を増やす、などがよく挙げられますが、本質的には「楽しむ」「ワクワクする」ということをベースに入り込んでもらいたいものです。「勉強のために…」だけではなく、「楽しい!」気持ちでお子さんと良質な時間をお過ごしください。
新しい世界の価値観やワクワクする冒険をお子さんと共に会話で楽しんで、世界観を広げてください!
<講師紹介:澤 茉莉>
2013年、Harding University Early Childhood Education(幼児教育)取得
2014年、Harding University M.Ed. in Reading(リテラシー教育修士)にて
リーディングスペシャリストの免許取得
同年、アースエイトユニバーサルスクール立ち上げに携わる
2017年、リーディングクラブを立ち上げる
2022年、Harvard Graduate School of Education M.Ed. in Human Development and Psychology(発達心理学修士)取得
リーディングクラブ会員の皆様からの声
Arree Chungの『MIXED』が印象的でした。
色のことだけではなく、人種や個性が混ざることも、いいんだよと、受け入れてくれる感じがとても好きです。
子どもも好きで、繰り返し読んでいます。(娘5歳)
WHERE THE WILD THINGS AREで作者が絵本で伝えたいことを初めて考えた。内容や絵の工夫を知り、興奮したことを覚えている。
この本で、絵本にはまった。(息子8歳)
文化の違いや時代背景、まり先生がアメリカで過ごした幼少期の話、現代のアメリカの常識など、絵本の内容以外のことも聞かせていただけるのがとても楽しいです。(娘3歳)
英語を勉強する気になった。絵本を通じて文法や単語が覚えられたり、単語が分からなくても絵を見て推測したりできるのは、勉強しやすいし、記憶に残りやすいと思った。子どもにも読み聞かせをすると、自然と覚えられます。
また、今まではスキンシップの一貫と、情緒が豊かになってほしいと思って子どもに読み聞かせをしてましたが、絵本に対する考えが変わりました。絵本はことばを学ぶための教材であり、読み書きができるようになるための勉強という認識も、持つことができるようになった。
それと…リビングに英語の絵本を置いてるんですが、本棚が賑やかになりました(笑)日本の絵本だけだと、ここまでカラフルにはならない。(息子3歳)
うろ覚えの単語の意味や、まったく訳せない英文などが分かった上で子供に読み聞かせができるところが、楽しいです。それと自分では選ばない、選べないだろう絵本を選んでくれるのでそこも毎月の楽しみになっています!(息子3歳)
私は元々絵本が大好きなのですが、益々好きになりました。誰かと絵本の魅力をシェアしたいという気持ちが強くなりました。(息子10歳)
利用料詳細 ▷ 申込はこちら
通常会員/3000円
・毎月厳選された絵本1冊
・推薦絵本パンフレット(年5回)
・絵本読み聞かせ動画(年12回)
プレミア会員/4500円
・毎月厳選された絵本1冊
・推薦絵本パンフレット(年5回)
・絵本読み聞かせ動画(年12回)
・英語絵本レッスン(1時間/月)
Literacy Newsletter
日本は「読書大国」だった!?
Windows, Mirror, and Sliding Door 〜自分と世界を知る〜
読み聞かせと言語習得
父親の役割とは?
日本は「読書大国」だった!?
日本は世界の中でも有数の読書大国だと言われていました。日本語は語彙がとても豊かで、表現が多くあることから文学が進みました。そして通学、通勤に交通機関を使う人が多いこともあり、その時間を利用し、読書をする方がとても多かったわけです。新聞、雑誌、小説を読み、仕事に行き、仕事が終わると居酒屋で同僚や友達とその日読んだ時事ネタなどについて語る、というインプットとアウトプットの循環がありました。それもあって、日本のリテラシーレベルは世界一だった時代もあり、日本はモデル国として注目されていました。
しかし近年、モデル国だった日本のリテラシーレベルが衰退しており、逆に世界からこの衰退の速度が注目されてしまっています。何が原因か、と調べていったところ、それは携帯の存在が大きいと言われています。SNSや携帯ゲームの普及が進んだことにより、生活は便利になり、エンターテインメントも手元に置けるようになりましたが、日本人はこれまで通勤、通学で読書をしていた時間が携帯に取られているという研究が発表されました。
日本人はとても美しい言語を持っているからこそ、表現力や読解力が世界一だったのにも関わらず、読書が減ったことによっての学生の学力低下、大人の理解不足が進んでいると言われています。
ぜひ、読書を楽しむ生活をしてみてください。そして読むモデルとして子どもたちに姿勢を見せていき、読むことの楽しさをお子さんと絵本を通して伝えていきましょう!
Windows, Mirror, and Sliding Door 〜自分と世界を知る〜
「物語は窓であり、鏡であり、ドアである」この名言をRudine Sims Bishopが残しています。Dr. Bishopは多文化児童文学の母と言われており、児童文学の研究を長年続けられています。文学を通して自分への理解、そして世界の理解を深めていくことは研究でわかっており、幼児期から絵本を通して身の回りについての理解をしていくことは大切です。
• 物語は窓・・・自分とは違う人の世界を見ていき、共感力を育てていく
• 物語は鏡・・・自分と自分を取り巻く世界の理解と整理をしていく
• 物語は扉・・・新しい世界に入っていき、新しい自分を発見し、背中を押されて新しい冒険(チャレンジ)をしていく
絵本を通して自分の理解はもちろん、自分とは全く境遇の違い人が世界にはたくさんいます。まだ世界のことは思考的に理解ができないことが多い幼少期ですが、絵本を通して「気づく」ことができます。
特に最近では欧米で「人種」「性」「差別」など難しいトピックを絵本で取り扱う傾向にあります。複雑な話を子どもにするのは抵抗がある、となかなか話すきっかけを作るのが難しく、これまではあまり触れられないことでした。しかし最近の研究ではこのようなトピックを年齢に応じて、少しずつ子どもたちが「気づいていく」「考えていく」ことでエンパシー(共感力)が育っていくことがわかっています。絵本を通して子どもたちに必要な発見や気づきを与えていくためにも多種多様な絵本が近年出版されています。日本の絵本業界にはまだ入ってきていないトピックが様々あり、大人でも考えさせられる内容もあります。
読み聞かせと言語習得
読み聞かせは毎日の習慣になっているご家庭も多いと思いますが、ただの寝る前のルーティーンではないのです!読み聞かせは様々な利点があるということを聞いたことはありますが、特に大きいのが言語習得になります。
リーディングスペシャリストとして学んでいた時に幼少期に言語を学ぶ中で絵本は大きな味方となってくれるということを学びました。例えば、大人が3歳の子どもに対して1000単語話していても、子どもにとって新しい単語は12単語ほどしかありません。しかし絵本の読み聞かせをするとその数は3倍ほど上がります。話し言葉にはバリエーションがあまりなく、私たちはよく使う単語が決まっており、偏ってしまうということです。しかし絵本は様々なバリエーションの単語を様々な作者から様々な物語を通して学ぶことができます。
この言語習得は母国語(私たちの場合日本語)でもですが、もちろん第2言語でもあります。私も幼児教育をしてきた中で毎日の読み聞かせはとても大切にしてきました。質の良い絵本の量は通常の幼児教育の機関とは比べられないほど用意しています。
絵本を通しての語彙習得の大きなパワーを感じています。普段の会話の中では決して使わない単語を子どもたちが習得し、自分のライティングで反映している時には驚きます。「どこでそんな単語覚えたの?」と聞くと「〇〇の本をいつも読んでるから」と子どもたちは答えます。語彙力を上げるためにわざわざレッスンをしなくても、子どもたちは絵本を繰り返し読んでいくことで覚えていきます。さすがですね!
ぜひ、絵本を通して、お子さんと新しい単語やフレーズを学んでいき、ボキャブラリーを増やしていきましょう。
父親の役割とは?
皆さんのお宅ではお子さんへの読み聞かせは誰がされていますか?多くのご家庭ではお母さんが読んでいると聞きます。リーディングクラブのレッスンに来られる方も全員お母さんですが、お父さんが絵本を読むことは一般的にとても少ないのではないかと推測します。
その反面、お父さんは子どものスポーツに取り組んだり、アウトドアの遊びをすることが多いと耳にします。
しかしお父さんが読み聞かせを子どもにすることはとても大きな効果があるということはご存知でしょうか?お父さんは子どもにとって、とても大きなロールモデル(模範)になります。例えば、お父さんが毎日テレビを観ている姿勢を子どもに見せると、子どもが「読む」ことに興味を持つのは35.1%です。しかしお父さんが読書をして、新聞を読んでいるとそのパーセンテージは91.1%に上がります。お父さんがどのように家での時間を過ごすかが子どもの「読む」「情報を得る」「学ぶ」姿勢に大きく影響します。
読むことによって、情報を得たり、自分の考え方を整理したり、相手に共感できるようになります(「Windows, Mirror, and Sliding Door 〜自分と世界を知る〜」参照)。大人になっても読むことは大切であり、クールであることを伝えていけるのはお父さん・お母さんの姿勢が大きく影響します。読むことは興味深く、面白いことをロールモデルとして伝えていくためにもお父さん、お母さんが読むことを楽しみ、子どもと一緒に読み聞かせで伝えていくことが最も効果的です。
ぜひ、お父さんもリーディングクラブを活用し、お子さんとの時間を楽しんでください!